春の嵐

春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少

夜中に風の音が気になって起き出し、思い出したのが、この漢詩だった。
たしか、高校に入学した頃、漢文の授業で最初に習ったのではなかったか。

すごい風だ。雨も降り出してきた。
「朝になっても目が覚めない」の意味とは逆に、こんな突風では、馬は気が立って眠れないのではないか。
競馬は中止になるのではないか、気もそぞろだ････。

さて、きょうの「スプリングＳ」。
「休み明けだし、この馬は、勝たなくても皐月賞に出られるので・・・・」などと、とローズキングダム不要論を説いていたテレビ解説者がいた。
出るからには、４連勝で皐月賞に駒を進めてもらいたい。
ＪＲＡだって伝説を作って売り上げを伸ばしたいはずだ。

とはいえ、昨日の横山の二つのレースを見ていると、「絶対」そうに見えても、絶対がないのが競馬だということがよくわかる。
９Ｒ「鎌ヶ谷特別」のクーデグレース（単勝１．４倍）と「フラワーカップ」のサンテミリオン（単勝１．７倍）だ。
小牧は、休み明けで１．４倍のこの馬をどのように持ってくるのだろう。

いつものことだが、クラシック本番までの３歳のレースはまぎれも多いので、勢い込んで勝負に出る必要はないと思う。
ダイワメジャーのように、ここで３着に入り込んで皐月賞出走をねらう馬などを探して、レースを楽しむというスタンスでいきたい。
それは、「先に行けそうな馬」だ。
先に行くアブラハムダービー（江田）とゲシュタルト（勝浦）はどんなレースをするのだろう。

（と、ここまで書いて、しばし休憩に・・・・。現在、午前５時半）

（＊注、５時半に書いていた段階では、馬名を昨日の「フラワーカップ」の①ダンシングマオと②ニーマルオトメと間違えて書いていました。16時段階で気がついて訂正。ゲシュタルトが２着に来たため・・・・。やはり、中山の内枠はこわい。16時にここの部分だけ、訂正）

（再開）
やはり、中山競馬場への交通が乱れて、発走時間が遅れているようだ。
「スプリングＳ」は、眺めるレースにしよう。
、
「阪神大賞典」は、６番人気までが一桁台、７番人気がベルウッドローッエ（１３．９倍）、その次が離れたウイルビーキング（３８倍）になった。
この上位７頭で決まるのだろう。
ホクトスルタンの取捨がカギ。
これから天皇賞をねらうという意味で、新勢力の台頭が目立つレース。
という意味では、４歳馬のイコピコか。
メイショウベルーガが１番人気だが４．８倍、イコピコにとって代わられるのではないか。
枠は、トウカイとアサクサが同居した８枠から売れているが、馬は①から売れている。
イコピコからジャミール、トウカイトリック、ホクトスルタン、穴でゴールデンメインあたりへ。

さて、本日のＺ馬候補だが、
中山「浅草特別」は、⑦ヴェリタス（10番人気）。

中山「下総Ｓ」は、ハンデ戦。
①ダイワルビア、②ダイバクフ、③ロッソトウショウ、⑭トウカイプライムが20倍前後でひしめいている。
１番人気で、ハンデが増量されたロラパルーザと、２番人気のパワーストラグルが３枠に同居。
馬連は、20番目までがこの２頭から売れており、３枠の軸ははずせない。
この２頭に、⑧フランコフォニー、⑮フォーティファイド、そして上記の人気薄の馬たちをからめた３連複のフォーメーションでいく。

阪神９Ｒ「但馬Ｓ」もハンデ戦。
Ｂ枠に入った④メトロシュタインがＺ馬。
昨年の弥生賞の２着だったミッキーペトラが、こんなところに出てきている。

阪神10Ｒ「六甲Ｓ」は、②ファリダット、⑫プロヴィナージュ、⑬ブロードストリート、⑮スマイルジャックの「四つ巴」。
昨年のダービー２着のスマイルジャックが、こんなところに出てきている。
Ｚ馬になりそうな馬がいなくて、せいぜい７番人気のアドマイヤコマンド（19.3倍）。
人気サイドで決まるのだろう。
ファリダットの取捨がキーになる。

中京１１Ｒ「トリトンＳ」もハンデ戦。
⑧メジロチャンプと⑪デライトシーンが１キロ増量されたので、一応、敬意を表するべきだ。
牡馬の55キロが２頭、牝馬の53キロ（牡馬の５５キロ相当）が５頭もいるのだが、実は牝馬の54キロで、事実上のトップハンデがアグネスナチュラル。
そして、これがＺ馬。
この馬を「軸」に、「ハンデ増量組」＋「その他」のフォーメーションでいこう。

一つか二つ来てくれないだろうか。