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競馬は誰のためのもの?

昔の競馬場では、重賞レースのファンファーレが鳴ると、観衆は息をひそめて発馬ゲートが開くのを見守ったものだ。
いまは、ファンファーレに合わせて手拍子を打ち、まるでアイドル歌手のステージに熱狂する追っかけファンのようである。
時代が変わったのだとつくづく思う。
競馬場は、博打場から劇場に変わってしまったのだ。

責任の一端はJRAにあると思う。
スターホースを作らなければファンがついてきてくれない。
一家そろって中央競馬。競馬はユメ、ロマンである。
そう言って、JRAはファンを増やしてきた。
あれこれ工夫をこらしてつくりあげてきたはずの結果が、いまの競馬なのである。
売り上げを伸ばすために、秋競馬からすべてのレースで3連単を売りだした。
100円でも宝くじ感覚の配当が期待できる3連単といっても、ふだん馬券を買わない人たちが参加する秋華賞や菊花賞があのような馬券になってしまったら、次から参加のしようがないではないか。

競馬は誰のためにあるのか。
そのことをもっとJRAは考えてほしい・・・・などというつもりはまったくない。

いまの競馬は(これまでもそうだったが)、JRAが売り上げをあげるためにさまざまに演出をしているのであって、決してわれわれ競馬ファンを楽しませるためにあるのではない。
競馬は、JRAと、馬主・厩舎など施行関係につらなるごく一部の人々の利益のためにあるのである。

彼らの生活を支えるため、国庫納付金を調達するために馬券を売っているので、われわれはギャンブルとして参加しているのである。
参加するからには、アイドルの追っかけみたいに手拍子を打って喜んでいるわけにはいかない。
ただでさえ、25%という高いテラ銭を払って参加しているのだから、何が何でも勝たなければならない。

ところが、馬券を検討するに当たってわれわれが入手できる情報は、すべて競馬を開催する側から与えられている。
競馬で勝つためには、競馬マスコミに惑わされず、自分だけの手法を追及しなければ成功しないと思う。
私自身は、Z作戦にますます磨きをかけて、確実にプラスになるような手法に仕上げていかなければならないと思っている。

嬉しいことがあった。
私の「Z馬を探せ!」という本を読んでくださった有馬学さんという方がブログに来て、コメントを残してくださったのだ。
競馬に対する考え方、JRAに対する視点、馬券のスタンスなどに共感をいただいたからだと思うのだが、有馬さんのブログを尋ねてみてびっくりした。
競馬に勝つために、10年以上かけて独自の手法を発掘し、いまなおたゆまぬ努力を続けておられる様子がひしひしと伝わってくる。
損はありません。
こっそり、有馬さんのブログを尋ねることをおすすめします(昨日のコメント欄からたぐってください)。


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  • 作者: 久保川 真
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有馬学

早速ながら、貴殿のブログでご紹介くださり、ありがとうございます。
僭越ながら、私のブログにも著書のカバーを掲載させていただきました。
私は当年69歳、来年はもう70の坂を登ろうとする競馬人です。これからも、馬券研究の頂上を目指し努力を重ねてまいりたいと存じます。よろしくお見知りおき願います。
有馬学

by 有馬学 (2008-10-30 10:47) 

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