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リュウズキの有馬記念

競馬にのめり込むきっかけになったのが、昭和43年の有馬記念だった。
その2週間ほど前に「3億円事件」が起きていた。

その年、ぼくは大学を卒業して銀座にある広告代理店に入社したばかりで、初任給が3万2千円ほどだった。
有馬記念の配当は、リュウズキ×ニウオンワード(枠連7-8)で3030円だった。
当時、馬券は200円、500円、1000円(特券)で、ぼくは後楽園場外の穴場をまわって、リュウズキからの200円の流し馬券を5枚ほど買ったのだった(当時は、1-1、1-2、1-3というように、枠連を買える穴場がそれぞれ独立しており、自分が買う馬券は各穴場をまわって買わなければならず、締切に間に合わないことも往々にしてあった)。
そのうちの1枚が当たって、配当は3030×2=6060円。月給の5分の1程度になった。
いまの大卒の初任給が20万円くらいだとすると、約4万円くらいの価値になるのだろうか。
競馬初心者としては、ずいぶん多額の臨時収入を得たような気分になった。
それがきっかけになって、JRAとの果てしない闘いの旅が始まるわけだが、それがまさか、40年も続くとは思ってもいなかった。

おかげさまで、この秋、つたない馬券戦術の本が出ることになった。
毎週の「Z馬」の動向も含めて、競馬に関するもろもろのことを書き連ねていきたいと思う。 
                                 
                                            久保川 真


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リュウズキとは懐かしいわ

当時
千葉県流山市江戸川台の○○ハイツに住んでました
隣にまとい寿し、その隣に中華料理屋さんがありました

そのお店には口取りをしている
店主のパネルが壁に掛けてありました

それが有馬記念のリュウズキでした

若かった私は妙に興奮した事を覚えています

ある年のダービー
その店主から
サンダイモンの複勝1000円を頼まれ
千数百円付けたのも合わせて思い出しました

荒れから40年近く経ちますか?
それにしても
ひさしぶりに、当時を思い出さされた
リユウズキという名でした

by リュウズキとは懐かしいわ (2008-10-06 19:33) 

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