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やっとホンモノか? 三浦皇成

昨日も書いたように、三浦皇成に「味」が出てきた。

競馬のセンスでも、フィジカルな面でも、非凡なものを持っているということは了解していた。
ただ、デビューの年に100勝以上をあげ、武豊の記録を破ったのは、彼の力もあるが、「皇成に勝たせたい」「豊の記録を破らせたい」という、関東の調教師の後押しがあったからだ。
その証拠に、彼が騎乗して買った馬のほとんどが、3番人気以上の馬だった。
つまり、きっちり仕上げて「勝ってください」と彼に渡したのだった。

その結果をどう受け取ったのか、2年目にはフリー宣言してしまい、あとは、見ての通りである。
写真集だの、結婚だのといったプライベートなことはどうでもいいが、たとえば「Z馬」なんかに乗って、「頼むぞ三浦」と思っても結果が出せない姿を見て、「人気薄でもきちんと上位に馬を持ってこれる騎手としての根性」を見せてほしいと、ひそかに思っていた。

先週、Zゾーンの馬に乗って、2レース、きちんと馬券圏内に持ってきてくれた。
「職人芸」とまでは言わないが、人気の、勝ってくださいという馬でなくても、きちんと馬券圏内に持ってこれる力があることをようやく発揮してくれた。

そして、昨日の「東京新聞杯」のレースぶりである。
人気は、マイルチャンピオンシップの2、3着のダノンヨーヨーとゴールスキーにかぶっていたが、スマイルジャックだってそのレースで微差の5着だったし、昨年の安田記念3着の実績もあるし、関屋記念での1分31秒台の時計も持っている。
マイルCでは、川田が早めに仕掛けてゴール前で失速したが、今回は逆転は充分にあると思った。
レースは、4コーナーでは早めに先行馬の後ろにつけて、ゴール前までぎりぎり追い出しをがまんして、完璧な騎乗ぶりで勝利をものにした。

これからは、三浦皇成から目を離せない。
Z馬に乗っても、どんどん起用していこう。

いよいよ、ホンモノになったのではないか。



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