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Z馬はハンデ戦によく似合う(小倉「天草特別」、阪神「マーチS」の解剖)

4月9日(土)、2回小倉11日目の11R「天草特別」は、ハンデ戦だった。
ハンデ戦には、Z馬がよく似合う。
たびたび飛んできて、穴をあけてくれる。

この日のエントリには次のように書いた。


小倉11R「天草特別」は、ハンデ戦。
Z馬候補は、⑬ディアトウシロウと⑤トウショウデザート。
ハンデが増量された馬は⑥タガノアッシュと④タイセイレジェンドなので注意。

結果は、
1着④タイセイレジェンド(7番人気、11時段階では3番人気)
2着⑥タガノアッシュ(4番人気、11時段階では6番人気)
3着⑤トウショウデザイア(10番人気、11時段階も同)

配当は、
④の単勝は1360円
馬連は、④-⑥5720円
馬単は ④-⑥12030円
3連複は④-⑤-⑥40350円
3連単は④-⑥-⑤230690円
となった。

絵に描いたような「ハンデ戦×Z作戦」の典型となった。

ハンデ戦とは何か?
よく言われるのは、「ハンデキャッパーが、直線、全馬が横一線に並ぶように、ハンデを調整したレース」ということだ。
といわえれても、何のことかよくわからないのではないか。
要するに、激戦になるように、それぞれのハンデを微妙に調整しているということか?

私に言わせれば、「ハンデキャッパーが、勝つべき馬に勝たせるために、『勝ってもいいよ』とサインを出しているレース」である。

ハンデキャッパーが、どのような基準で各馬にハンデをつけているか詳細は知らないが、どうも、「どの馬にも勝つチャンスがあるようにハンデを決めている」のではなさそうだ。
馬券に絡んでくる馬は、ハンデが軽くなった馬(チャンスに恵まれた馬?)ではなくて、ハンデが増やされた馬が圧倒的に多いからだ。

それぞれの馬が背負う斤量は、レースの条件によってさまざまに決められているが、ハンデ戦は、そのような決めごとに関係なく、最近のその馬の成績や調子をハンデキャッパーが観察、調整した上で斤量が決められる。
だから、近走の成績がずっと悪ければ(二桁台など)、だんだんハンデは軽くなる。
しかし、そのようにハンデが減らされた馬が激走することは、ほとんどない。

ここでいう「ハンデが増やされた馬」とは、「前走」からではなくて、「前に出たハンデ戦のレース」に比べて、という意味である。

たとえば、勝ったタイセイレジェンドは、3走前の、昨年の8月に札幌で1000万条件のハンデ戦で53キロを背負わされていた(7着)。
その後、7着、11着と続いて、4ヶ月の休み明けだった(こんな馬が、なぜ増量されるのか、不思議だったのが・・・・ハンデが増やされたというサインが出たからか?)。

2着のタガノアッシュがハンデ戦を使ったのは、昨年の8月の札幌(TVQ杯)で、この時は55キロを背負って2着だった。
その後、5戦して、前回は定量戦(57キロ)で2着。
たぶん、前回のハンデ戦2着と、前走2着が見込まれて、プラス1キロになったのだろう。

実は、このように、前回出走したハンデ戦よりも、今回のハンデ戦のレースで斤量を増やされている馬が、勝ち馬候補になってきているのだ。
私が、このことに気づいた20年も前から、その現象は続いている(だから本当だ)。
だから、このブログでは、ハンデ戦のたびに、「今回増量された馬は・・・・・」と十年一日のごとくつぶやいているのである。

もちろん、すべてのハンデ戦がこのパターンで決まるわけではないが、ハンデ戦とは、「そろそろあなたは勝ってもいいですよ」とJRAが教えているレース、ととらえてさしつかえない。
その「サイン」が、「増量」なのである。

その証拠に(といってはなんだけれど)、同日に阪神で行われた10Rのハンデ戦「大阪-ハンブルクC」では、ただ1頭だけ増量された②ビートブラック(1番人気だった)が勝った。
(2着に、どん尻人気で、8歳で、50キロのキングトップガンが飛び込んでくるとは思わなかったが・・・・)。

というわけで、この「天草特別」は、Z馬候補のトウショウデザイアとディアトウシロウ、そして、ハンデが増やされた2頭を重視した人気上位6頭のフォーメーションを組めばよいということだった。

翌日の「桜花賞」当日の阪神12R「マーチS」もハンデ戦だった。
ここでも、ハンデ増量馬とZ馬の激走が見られた。
その日のエントリには、次のように書いた。


阪神12R「マーチSもハンデ戦。
斤量が増やされた馬は、①ダイショウジェット、⑥キングスエンブレム、⑬ピイラニハイウェイ、⑮インバルコ。
Z馬候補は、⑩ブラボーデイジーと①ダイショウジェット。


結果は、
1着⑦テスタマッタ(ハンデ58キロの実力馬?)
2着⑮インバルコ(ハンデ増量馬)
3着⑩ブラボーデイジー(Z馬)

馬連は14670円
3連複は51390円
だった。

ハンデが増やされた馬は、微妙に人気が落ちるので、馬券的な妙味もある。
ハンデ戦は、Z馬が活躍しやすいレースでもある。
これからも、ハンデ戦では「Z馬」と、「ハンデが増量された馬」との激走に注意しよう。
(よけいなことを書きすぎたかな?)

今週も、阪神に「淀屋橋ステークス」と「蓬莱峡特別」、小倉に「桜島ステークス」と3レースが組まれている。
楽しみだ・・・・などと書くと、来なかったりして・・・・それも競馬。



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