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心からお見舞い申し上げます。

東北・太平洋大震災で被災された方に、心からお見舞い申し上げます。

私にとって地震といえば、1964年の新潟地震だ。
その年、私は大学に入学して上京していたが、市内の高校に通っていた弟と、新潟市役所に勤めていた父が、家まで2時間かけて帰宅したという話をあとで聞いた。
当時暮らしていた新潟県学生寮の先輩たちが、クルマに食料や水を積み込んで出かけたが、三国峠で自衛隊に遮断されてしまった。

7年前の新潟中越地震のときは、入院している母の見舞いに行くため、上越新幹線の越後湯沢~長岡間をバスで行かねばならず、片道5時間もかかった覚えがある。

今回の地震発生時、私は仕事で出かけた出版社のロビーにいて、帰りは、JRも地下鉄も運休になったので、歩いて帰りながら「これが帰宅難民か」と父と弟のことを思い出した。
もし、東京を直下型の地震が襲ったらと、そのシーンを想像するだに恐ろしい。

今回、東京は被災地ではない。
その後の、テレビの画面に映し出される光景には、ただただ驚愕させられるだけだ。
被災された人たちや、その家族、友人、知人の方の心境を思うと、声も出ない。

それにしても、アメリカあたりの前例を思い出すにつれ、このような状況になっても暴動も略奪も起こらない日本の社会は、つくづく立派だなあと思う。
(さきほど行ったスーパーの店頭は、いつもの日曜日なら売れ残りそうな生鮮食品は半額になっているのに、きょうは、すべて売り切れていた)。

自然災害に限らず、あまりにも高度化されている社会だから、この日本でも、いつ、何が起こっても不思議でなく、事業継続が不可能になる会社が出たり、個人の生活が脅かされるシーンが生じても不思議ではない。

実は、本業(ライター)の方で、ここ5年ほど、企業の事業継続(BCP)のことを調べていた。
地震や水害などの自然災害や、テロやITトラブル、新型インフルエンザなどでビジネスが中断されたときに、いかに早く事業に復帰できるようにするか、ふだんからどのような体制を整えておくかといったことを考えるマネジメント・システムだ。
景気のせいもあるが、もともと日本の中小企業のトップには危機に関する意識が薄く、なかなかBCPを導入することに積極的な理解を示してくれなかった。
今回のことで、少し状況は変わってくれるだろうか。

というようなことを考えつつ、久しぶりに静かな土日を過ごした。
JRAは、来週、再来週で3日間開催を行い、スケジュールを調整するようだ。
3歳のクラシック戦線では、少し影響を受ける馬も出てくるかもしれない。

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