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競馬必勝法はあるか・・・・①「大数の法則」を超える方法は?

競馬に必勝法は、ない。

競馬への参加方法は100人100様。
世に、「競馬必勝法」なるものがあるとしたら、その人は、それを公表するだろうか。
だから、「これぞ競馬必勝法」というのは「ウソ」である。

競馬必勝法は、公表されたとたんに効力をなくす。
なぜなら、JRAは競馬で大もうけする人間が出ることを許さないし、そのために、(必勝法なるものの)オペレーションを即座に変更してしまうからだ。

なぜ、競馬に勝てないのか・・・・(いや、「オレは勝っている」という人がいるかもしれないので、言い方を改めよう)・・・・なぜ、競馬で勝つことがむずかしいのだろうか。
そのあたりを、JRAのオペレーションという視点から、客観的な事実を検証することでせまってみよう。

■25%の控除率
JRAのギャンブルビジネスは、控除率25%という鉄壁のシステムで支えられている。
「ギャンブルの胴元なんだからテラ銭をとるのは当たり前だ」というかもしれないが、この25%という数字は、もう、べらぼうな数字である。
ラスベガスやウォーカーヒルのカジノのギャンブルビジネスだって、控除率はたかだか数%である(いちばんひどいのは「宝くじ」。なんと、還元率は48%でしかないのだ)。
JRAのギャンブルビジネスとは、本命サイドから穴党まで、あらゆる層のファンに、時々「的中」の満足感を与えながら、トータルとして「平均25%の損失」となるように管理されたシステムなのだ。
ここを乗り越えて勝つことは、容易ではない。

■向こう側のシステムでしか勝負に参加できない
競走馬の管理、出走スケジュール、レースの管理(どのレースに、どんな馬を出走させるか)など、競馬に関するすべてのオペレーションは向こう側(JRA、調教師、馬主などの競馬サークル・・・)に握られている。
「きょう、このレースに出走してきた馬は、基本的に全力を尽くして走ることが義務づけられている」と信じて馬券を買っているかもしれないが、レース結果を含めたすべてのオペレーションは、元々、向こう側の判断やシステムにゆだねられているのだ。
われわれはそんなレースに、「この馬は強いかも」「この馬が穴をあけるかも」と、不確かな自己判断で馬券を買って参加しているわけだ。

■JRAのギャンブルビジネスを支える「大数の法則」
「大数の法則」とは、ベルヌーイが提唱したことで、「一つ一つの予測はきわめて困難であっても、多くの試行がなされたならば、全体的な分布はかなり正確に予測することができる」ということである。
これは、次のように言い換えることができる。
1回1回の試行の結果は不確かでも、ある試行を何回もくり返していけば、確率は一定の値に近づいていく・・・。
サイコロの出目は、回数が少ないときにはどれかの目に偏る可能性が高いが、数多く振ることをくり返せば、どの目も、確率は6分の1に近づいていく。
競馬は、25%の控除率に守られているのだから、誰かが2回か3回、運良く勝つことができるかもしれないが、JRAの競馬に参加している多数のプレイヤーが、長時間にわたって同じような試行をくり返していけば、トータルでは25%の控除率を下回ってしまう・・・・そこにJRAのギャンブルビジネスは成り立っている。
1人1人が馬券を購入する場合、瞬間的には25%を上回って大勝ちする人も出てくるが、大勢の人が長期にわたって馬券を買い続けていくと、ほとんどの人が25%以下のマイナスに陥ってしまう。
JRAが損をすることはなく、そういうシステムに支えられているのがJRAの競馬だということだ。

つまり、JRAの競馬は、まともに立ち向かっては太刀打ちできないように、あらかじめでき上がっている完璧なギャンブルビジネスなのだ。

競馬に「必勝法」はない。
では、競馬に参加しているわれわれは、どう立ち向かっていったらいいのだろうか。



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