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外人騎手軽んずべからず

昨日の深夜、光TVで「優駿・ORACION」を見た。
キャスティングは豪華だったし、22年前の映画なので、故人を含めて、俳優たちが若いのが楽しかった。
しかし、宮本輝の原作を2時間余りのドラマにすべて盛り込むのは無理というもので、主人公のビジネスや隠し子にまつわる業や苦悩、オラシオンをめぐる調教師やジョッキーの駆け引きなど、原作の「核」になっていた部分の表現がまったくなされておらず、台詞も上滑りで、かなり平板な映画に終わってしまっていた。
ただ、オラシシオンを演じたメリーナイスの雄姿?を久々に眺めることができて、懐かしく、嬉しかった。

そのメリーナイスは、確か朝日杯の勝ち馬で、そして、ダービーを勝ったのだった。
最近は、このレースの勝ち馬はなかなか、ダービー(3歳クラシック路線)に直結しないのだが、昨年のローズキングダムや、ドリームジャーニーなどが後のGⅠで活躍し始めた。
きょう、ここを勝ち上がる馬はどうなのだろうか。
来年以降の、クラシック路線にどう乗っていくのかを考えながら、馬券検討をする必要があるのではないか。

基本的に、2歳~3歳の競馬は「演出」がなされにくいと思っているので、「Z作戦」という視点では眺めないように、その後のレースを占うための「眺めるレース」と位置づけている。
純粋に、このレースを勝つ馬はどれなのか、と正攻法で考えてみると、ほとんどの有力馬に外人騎手が乗ってきている。
「勝ちにきた」といわれればそれまでだが、来年のクラシック路線までも外人を乗せるわけではないのだから、JRAも含めて、そこまで外国におもねる必要はないのではないかと思えてくる。
ことしは、もっと「ディープの仔」が話題になるかと思われたが、どちらかというと「ハーツクライの仔」にせり負けているようにみえる。
ディープの仔の2頭より、きょうは、ハーツクライの⑧リフトザウィングスの走りっぷりに注目してみよう。

小倉11R「愛知杯」は、いかにも勝ちに行ったような藤田騎乗の⑤ブロードストリートが人気になっている(昨日の1番人気はヒカルアラマンサス)。
ここまで人気になるような馬なのだろうか。
いずれにしても、この2頭の他に56キロを課せられた⑯ブライティアパルス、⑱ブラボーデイジーあたりは押さえておかなければならないだろう。
昨日の前売りでは、⑩シングライトバードがG枠の、⑫コスモネモシンが「H枠のZ馬」になっていた。
きょうは、⑱ブラボーデイジーがZ馬となり、①トゥニーポートがG枠に入った。
いずれにしても、ここらあたりが波乱を演出する役者になりそう。
うまくフォーメーションに組み込みたい。

いま、12頭立ての中山「千葉テレビ杯」で、圧倒的1番人気のダイワファルコンが圧勝したが、2着には、単枠でH枠(人気最下位)のマコトギャラクシーが突っ込んできた。
あいかわらず、G枠、H枠には注意が必要だ(どうして、と言われて、暮れの競馬はそういうパターンなのだから、というしかない)。

ほかのレースでは、
中山10R「仲冬S」はZ作戦のパターンにない。

中山12R「ウィンターP」は、③ダイナミズム、⑬ワンモアジョーの、前走1000万勝ち馬。

阪神9R「クリスマスキャロル賞」は、B馬の⑤クロワラモーとC馬のエアラフォンが3枠に同居したので、この枠は注意。
⑩ピースピースがH枠のZ馬になった。

阪神10R「尼崎S」は、④ノボリデュークと①デンコウオクトパス(単枠なので注意)。

阪神11R「ギャラクシーS」は、⑧ケイアイガーベラがダントツ人気で、Z作戦のパターンにない。

小倉10R「名古屋日刊スポーツ杯」は、A馬の⑥ワイズミューラーの5枠に同居したタニオブゴールドがZ馬。
例によって、代役、ぞろ目も(最近は出現していないので、そろそろ?)。
1、2、3枠は単枠で、しかも、F枠、G枠、H枠なので、ここも注意が必要だろう。

小倉12Rは18頭立てで、一筋縄でいきそうもないが、オッズ的には8番人気のカラフルパレットが12.5倍、その次が、9番人気の⑮スマートドラゴンが24.4倍になり、これはA馬のアイファーハイカラの7枠に同居した。
アイファーは、いまは1番人気だが、枠連、馬連とも、この馬からは売れておらず、発走前には人気が落ちてしまうだろう(前走7番人気で10着、前々走10番人気で9着で、本来ならZ馬になるような馬だ・・・・こういう馬をどう判断するか、悩ましい)。
いちおう、カラフルパレットが、12.5倍ながらG枠ということで注視する。そして、7枠の2頭。

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